ひまつぶし相談所

ぐんまけんみんです。ぐんまとは関係のないことばかり書きます。

【惚れちゃダメだ】東野圭吾・危険なビーナス【弟の嫁だ】

読みました。東野圭吾さんの最新作、「危険なビーナス」。東野圭吾にハズレなし。今作もおもしろかった。ただ、脳みそお花畑のぼくは登場人物の複雑な人間関係を覚えるのがちょっと難儀だったです。感想や内容を紹介するです。重大なネタバレは、なし。

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どんなお話?!

獣医の主人公・伯郎が、行方不明になった異父兄弟の弟・明人を、弟の嫁だという美女・楓と一緒にさがすお話。この嫁がくせものというか、無意識だか意識的にだかはわからないけど、伯郎をふりまわし、惹きつける。たぶん非モテであろう伯郎は、弟の嫁とわかっていながらも恋心を抱いてしまう。明人の行方と、伯郎と楓の関係はどうなるのか?!という感じの内容だった。

 

 

ふ、複雑な人間関係?!

 複雑です。まず、主人公の伯郎は売れない画家の父・手島一清と母・禎子との間に生まれた。しかし一清が病気で亡くなり、母親は再婚。この再婚相手というのが、医者の矢神康治。そして禎子と康治との間に生まれたのが、行方不明になっている、明人。伯郎と明人の年の差は9歳。幼い頃から英才教育を受けてきた秀才くん。のちに母親禎子は自宅の風呂場で事故死。明人は母親の死に不信感を抱いている。

そんで、「明人さんが行方不明になった」と、突如伯郎の病院にあらわれた美女が楓。この物語のキーマン。「危険なビーナス」とは楓のことですね。彼女は明人の妻だという。伯郎は明人が結婚したことを知らされていなかった。というか、誰にも知らされていなかった。矢神家の親戚一同にも。

矢神家は今、康治が病で長くないということで、遺産相続のお話でなにやらもめている。この、親戚たちが濃いメンツなんですよー。あんなことしている人、あんな性格のやつ、さらにはあんな人間まで。ひゃー、たいへん。

 

怪しい研究?!

 康治氏はなにやら怪しい研究をしていた。一清が最後に描いていた、未完成の絵。どうやらこれがその研究に関係あるらしいのだが...。その絵というのが、今まで一清が書いていた絵とは全く異なるもの。規則的な、幾何学的な絵。フラクタル図形というらしい。そんな絵を人間が描けるのだろうか。

そしてその絵にはとんでもない秘密が...。このからくりには度肝を抜かれたねぇ。...ウラム螺旋(ボソッ)。あっぱれ、東野圭吾さん!!

 

明人は無事なの?!楓の正体は?!

それは皆さんの目で確認をしてください。物語の終盤、一気に明らかにされます。散りばめられた小さな伏線たちがつながる快感。さいこう。楓の正体は。本当に明人のお嫁さんなのか。それは読んでのお楽しみ。

 

 

 

いい本でした。正直、とちゅうまでは読んでいて退屈というか大変というか...東野圭吾の本なのに珍しく外れ本か?と思ってしまっていたんだけど、 後半は引き込まれて一気に読んでしまった。つまらないまま終わるんじゃないかと、ちょっとでも疑った自分を恥じますわ...。皆さんも是非読んでみてください。